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放射線部

 

私たち放射線部は診療放射線技師15名、看護師8名、受付3名で構成されており、患者さんに安全でよりよい医療を提供できるよう、スタッフ一同連携をとりながら日々業務を行っています。

 

当院ではX線撮影装置 2台、骨塩定量装置 1台、放射線治療装置 1台、CT 2台(64列、128列)、MRI 1台(1.5テスラ)、Open MRI 1台(0.3テスラ)、マンモグラフィ撮影装置1台、X線TV装置 2台、血管造影装置 2台、ポータブル撮影装置 2台、術中X線透視装置2台が稼働しており、治療や診断に有益な医療情報を提供できるよう心掛けています。また、緊急の検査の場合にも昼夜問わず対応しています。

 

このページでは当院で実際に使用している装置や検査の内容について簡単ではありますが紹介していきます。

X線撮影検査

レントゲンとは

X線を照射して体内の様子を調べる検査のことで、胸部や腹部、全身の骨など様々な部位の撮影を行っています。 胸部・腹部のレントゲンでは肺の病変や心臓の形・大きさ、腸管のガスなど体内の臓器の状態、骨のレントゲンでは骨折や関節の変化を観察できます。

装置の特徴

最新技術のFlat Panel Detector(FPD)を導入しており、従来の撮影装置と比べて、画質が向上しています。また、被ばくを最大で40%カットすることができ、身体への影響をできる限り減らしています。検査効率もよくなったことで、検査時間や待ち時間が短縮されました。

検査を受ける方へ

一般撮影での被ばくは少なく、短期間で複数回行った場合でも影響はなく心配ありません。また、妊娠中または妊娠の可能性がある方は事前にお知らせください。何かご不明な点がありましたら技師(スタッフ)に遠慮なくお聞きください。

 

全脊椎撮影・全下肢撮影についてkashi

当院では、全脊椎撮影や全下肢撮影などの特殊な撮影が可能です。

脊椎や下肢は範囲が広いため、一回の撮影ではまとめて写すことができません。当院の装置では、範囲をいくつかに分割して撮影し、その画像をつなぎ合わせて1枚の画像を作成します。 機械が自動的に動きますので、検査を受ける方は立っているだけで検査が終了します。

この検査では、脊椎の歪みや脚長差などを評価することができます。

 

ポータブルX線撮影検査について

安静中の病室の方や救急の方など、X線撮影室まで移動することができない患者さんの為の装置です。技師が装置を病室まで運んで撮影します。

X線撮影室で使用しているFlat Panel Detector(FPD) を用いて検査を行っていますので、高画質で低被爆の画像を得ることができます。

 

 

骨密度測定検査について

X線を用いて骨の中にあるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量を計測し、骨密度を測定します。骨粗しょう症の診断を行い、骨折やその他の骨疾患の予防、治療に有用です。

精度の高い測定方法である、Dual Energy X-ray Absorptiometry (DEXA)法を用い、腰椎と股関節(大腿骨)を測定します  

 

 

CT検査

CT検査とは

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影法)とはX線を360度回転しながら照射し、身体を透過したX線をコンピュータ処理して身体の内部(断面)を画像化する検査です。また、広範囲を短時間で撮影する事ができ、撮影したデータを元に立体的な画像(3D画像)や任意の断面画像も作成する事ができます。

さらに造影剤を使用した検査においても以前と比べ少ない量で検査でき、患者様の負担を減らす事が可能となっています。

当院では現在、256スライス(128列)CTと64列CTの計2台のCTが稼働しています。

 

 

造影剤とは?

CT検査で使用する造影剤は「ヨード造影剤」と呼ばれるものを使用します。

この造影剤という薬を静脈より注入しながら撮影することで体内(目的とする部位)の状態をより詳しく知ることができます。造影剤を使用する事で血管や病変部がより明瞭に描出され、正確な診断へと繋がります。

体内に入ると少し身体が熱く感じることがありますが、時間経過とともに消失しますので心配はありません。

 

造影剤による副作用は?

比較的副作用が少ない医薬品ですが、造影剤を使用する事で稀に副作用が発生する可能性があります。

軽度な副作用の症状としては吐き気や嘔吐、不快感、かゆみ、蕁麻疹などがあります。重い副作用の症状としては呼吸困難・血圧低下・ショックなどの症状が出現することもありますが、万全の体制を整えて検査を行っています。

帰宅後に軽度な症状が出た場合においても対応していますので病院にご連絡ください。

 

検査を安全に受けていただくために

以下の項目に該当される方は注意が必要な為、あらかじめお申し付けください。

・妊娠している又は可能性がある、現在授乳中である。

・ヨード又はヨード造影剤に過敏、重篤な甲状腺疾患がある。

・気管支喘息(治療中である)やアレルギー体質である。

・腎臓の機能が低下している、腎臓の病気がある。

 

循環器領域(心臓・心血管・大血管)

冠動脈の狭窄や石灰化の有無を評価する冠動脈CTや大動脈等の血管の状態を評価するCT検査を行っています。検査中は心拍数や血圧をモニターし、必要に応じて心拍数を下げる薬を使用して検査を行います。

 

消化器領域

腹部の術前検査において造影剤を用いて血管の評価を行い、手術支援画像として役立てています。また、大腸CT検査でも腹部の血管を評価するとともに、大腸に二酸化炭素を注入して大腸を膨らませた状態で検査を行います。二酸化炭素は、体内で吸収されやすく、すぐにお腹の張りが改善されるため患者の負担が少ないことで知られています。

 

形成外科領域

血管腫・血管奇形を中心とした病変の診断目的にCT検査も行っています。

MRI検査

MRI検査とは

装置自体が持つ強力な磁力を利用して、人体の臓器や脂肪に含まれる水素原子を画像化する検査です。

斗南病院では、2台のMRI装置が稼働しています。( 1.5テスラMRI 1台、0.3テスラ オープンMRI 1台)

一つの部位につき20~30分の検査時間がかかります。

検査中はとても大きい音が鳴るのが特徴で、当院ではヘッドホンや耳栓で音による負担を減らしています。

 

主な検査部位・病気

当院では主に以下の症例・部位を検査しています。

頭部 (脳ドック、脳腫瘍、脳梗塞、眼球や視神経)

頸部 (咽頭喉頭癌、舌癌、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍)

胸部 (乳腺、胸部縦隔腫瘍)

脊椎 (脊柱管狭窄症、骨転移、化膿性脊椎炎、脊椎骨折)

上腹部(肝臓・腎臓・膵臓の腫瘍、胆管膵管)

下腹部(前立腺癌、子宮・卵巣腫瘍、直腸癌)

四肢 (骨・靭帯の損傷・炎症、骨転移)

また、血管奇形や皮下軟部腫瘍などの形成外科関連の検査を行っており、すべての部位に対応しています。

 

頭頚部 検査の特徴

頭頸部専用の機械(コイルと呼んでいます)を使用します。

やや圧迫感があるコイルですが、MRIの中でも特に高画質な画像を得ることができます。

 

乳房 検査の特徴

乳房専用のコイルを使用します。一度に両方の乳房を撮像することが可能です。

また、うつぶせで検査を行うことによって、重力を利用して乳房を伸展させます。

造影剤を用いる検査で、癌の広がり診断に有用とされています。

 

脊椎 検査の特徴

頸椎を検査する際は、頭頸部専用コイルを使用します。

胸椎・腰椎・仙骨を検査する場合は、元々、ベッドに埋め込んであるコイルを使用します。

また検査の際には、膝を曲げた姿勢で検査を行います。

 

腹部 検査の特徴

検査したい部位の上に、専用のコイルを乗せて検査します。

上腹部の場合は、呼吸をモニターするための装置をお腹に巻いて検査します。

また、息を止めて検査をする場合は、ヘッドホンから息止めの合図を流します。

 

 

血管腫・血管奇形 検査の特徴

病変が広範囲に存在する場合があり、複数のコイルを組み合わせて2~4回に分けて画像を取得します。

小さなお子さんを検査する場合は、コイルが体に乗ると重みで負担となります。そこで、専用の器具を使用して直接体に装置が乗らないように工夫しています。

また、鎮静剤を使用して、眠っている間に検査を行う場合があります。医師・看護師立ち合いのもと、血中酸素濃度・心拍数などをモニタリングしながら検査を行います。

 

MRA検査とは?

MR Angiographyの略で、Angiographyは血管のことを指します。

当院では、脳・頸部・四肢の血管は造影剤を使わずに検査を行っており、脳ドックや閉塞性動脈硬化症(ASO)の検査でMRA画像を撮っています。

肝動脈・腎臓動脈・脾動脈などのお腹の血管、さらには血管奇形などの症例では、造影剤を用いたMRA画像を撮る場合があります。

ただし、MRの造影剤で副作用の症状が出る方は、非造影MRA画像で代用することもあります。

 

 

オープンMRI検査とは?

当院では、閉所恐怖症の方のためにオープンMRIを導入しています。

オープンMRIは、形状が “ハンバーガー型” になっていることが大きな特徴の一つです。“トンネル型”  の1.5テスラのMRI装置と比べて横方向に開放感があるため、検査時の圧迫感を減らすことができます。

当院では主に脊椎・子宮・卵巣の検査を対象としています。

また、後述する凍結治療(腎臓癌、肝臓癌、骨転移腫瘍)も行っています。

 

凍結治療について

当院では、凍結療法という手法を用いて癌の治療を行っています。

一般的な手術では、体に内視鏡用の穴をあけたり、開腹手技を行うため、長い入院期間を必要とすることがあります。

一方、凍結治療は、癌を凍結して細胞を破壊するために、局所麻酔をして、細い針を数本だけ刺します。そのため、体への負担が少なく入院期間が非常に短いことが大きな特徴です。癌の大きさにもよりますが、治療は2~3時間程度で終了します。

凍結治療の適応となるかどうかは、癌の大きさや部位によってことなりますので、放射線診断科にてご相談ください。

  

 

MR検査対応の金属・医療機器

チタン製の固定具や医療機器はMRI検査を行うことが可能です。

手術等で体内に医療用デバイスがある方は、材質を確認してから検査を受けていただきます。

条件付きMRI対応 心臓ペースメーカーが、近年、医療の現場で使用され始めました。こちらは、事前に循環器内科を受診し、装置の種類・型式を確認する必要があります。また、検査直前で、臨床工学士立ち合いのもと、装置のモード変換を行う必要があります。

必ず、外来受診時にペースメーカー等があることを申告してください。

検査日当日に申告された場合は検査を受けることができません。

 

検査時の注意点

MRI装置は非常に強い磁力で金属を引っ張ります。そのため、鉄などのように磁石に反応する金属の持ち込みが禁止されています。

医療機器等を身に付けている場合は、怪我・故障・火傷などの恐れがあるため、必ず問診にて材質を確認する必要があります。

当院では、診察時と検査直前に問診を行い、ダブルチェックをしています。

申告漏れがないよう、小さなことでも主治医や放射線技師にお知らせください。

マンモグラフィ検査

マンモグラフィとは?

マンモグラフィ(乳房撮影装置)とはX線装置の中でも乳房を撮影することに特化した装置です。現在、日本の女性の乳がん罹患数は上昇しています。乳がんは早期に治療すれば生存率が高いがんです。早期乳がんのサインである石灰化病変を描出するのにマンモグラフィはとても優れているため、乳がん検診にもマンモグラフィが用いられています。

診断に有用な画像を得るためには撮影技術が必要であり、当院ではマンモグラフィ撮影認定技師を取得した技師5名(女性2名、男性3名)により検査を行っています。女性技師による検査をご希望の方は検査予約の際に事前にお伝えください。

※  当日ご希望された場合は女性技師が担当できないことがありますのでご了承ください。

当院は2016年の新築移転に伴いマンモグラフィ装置を更新しています。従来の装置ではフィルムに現像し診断を行っていましたが、装置の更新に伴い現在は専用の高解像度のモニターを使用して診断を行っています。また、下図で比較するとわかるように、従来の装置と比べて画質も向上しています。

 

 

デジタルトモシンセシス

装置の更新に伴い、デジタルトモシンセシスとよばれる乳房の3D撮影も可能となりました。デジタルトモシンセシスとは装置を移動させながら連続的にX線を照射し、複数の位置から撮影した画像を再構成することで3次元的に乳房を観察することができる技術です。

 

通常の撮影では厚みのある乳房を1枚の画像にするので、乳腺とかさなってしまい見えなかった病変も、トモシンセシスを使用し、乳房の厚みを数枚に分けることで見ることができます。

 

放射線治療

放射線治療とは

 放射線治療は、手術・化学療法と並ぶ悪性腫瘍の治療法のひとつです。

 

 各診療科から放射線治療科へ依頼を受け、放射線治療医との診察治療計画

 CTを経て、放射線治療を行います。

 

 治療計画CTは、放射線治療医と連携をとり放射線技師が撮像を行います。

 

 放射線治療は、放射線治療科看護師が体調や皮膚に異常がないか問診を行

 った後、放射線技師が放射線治療を行なっています。

 

治療計画CTとは

治療の放射線の角度や線量を決めるために行う特殊なCT検査です。治療計画CTでは実際の治療と同じ寝台を使用し、毎回同じ体位に なれるように、シールや油性ペンを用いて、体に直接目印をつけます。必要に応じて固定具を使って両腕を挙上させたり、患者さん専用の枕を選んだのち、シェルと呼ばれるお面を作成することもあります。 治療計画CTで決定した体位で毎日治療を行いますので、無理な姿勢と感じたときは、我慢せずスタッフにお申し出ください。より負担の少ない姿勢で治療が行えるよう調整します。

 

治療担当技師のお仕事

治療計画CTをもとに放射線治療医が治療計画を立て、それに基づいて治療を行います。 CTを撮像した時と同じ固定具を使用し、体に書いた線を目印に位置を合わせます。さらに、X線写真とCTを撮像し、1mm単位で治療範囲を調整し、治療用の放射線を照射します。

 

 

 

X線TV検査

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