放射線治療
放射線治療とは
放射線治療は、手術・化学療法と並ぶ悪性腫瘍の治療法のひとつです。 各診療科から放射線治療科へ依頼を受け、放射線治療医との診察治療計画CTを経て、放射線治療を行います。 治療計画CTは、放射線治療医と連携をとり放射線技師が撮像を行います。 放射線治療は、放射線治療科看護師が体調や皮膚に異常がないか問診を行った後、放射線技師が放射線治療を行なっています。 |
治療計画CTとは
治療の放射線の角度や線量を決めるために行う特殊なCT検査です。
治療計画CTでは実際の治療と同じ寝台を使用し、毎回同じ体位になれるように、シールや油性ペンを用いて、体に直接目印をつけます。必要に応じて固定具を使って両腕を挙上させたり、患者さん専用の枕を選んだのち、シェルと呼ばれるお面を作成することもあります。
治療計画CTで決定した体位で毎日治療を行いますので、無理な姿勢と感じたときは、我慢せずスタッフにお申し出ください。より負担の少ない姿勢で治療が行えるよう調整します。
上肢挙上用の固定具 |
頭頚部用シェル |
治療担当技師のお仕事
治療計画CTをもとに放射線治療医が治療計画を立て、それに基づいて治療を行います。 CTを撮像した時と同じ固定具を使用し、体に書いた線を目印に位置を合わせます。 さらに、X線写真とCTを撮像し、1mm単位で治療範囲を調整し、治療用の放射線を照射します。 |
放射線治療用装置 |