泌尿器科

診療内容と特色

泌尿器科では主に手術・薬物療法を中心とした泌尿器科全般の治療を行っており、基本的には腎・泌尿生殖系に関わる全ての疾患に対応可能です。2019年6月より最新鋭の手術支援ロボットであるダビンチXiが導入されました。前立腺・腎臓を初め、膀胱や骨盤臓器脱手術にも対応し、当院の目指す「体にやさしい治療」をより実践できるようになりました。

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da Vinci Xi システム(右からペイシェントカート、ヴィジョンカート、サージョンコンソール)

また、2020年4月より医師3名体制の増員となり、これまで以上に泌尿器科疾患の治療・救急対応のできる体制が整っております。当院は患者様と医師・看護師を初め全ての医療関係者との距離が近いアットホームな雰囲気であるため、個々人に適した治療計画を時間をかけて事細かに相談・調整できます。一方で、最新鋭の治療を迅速に提供できることも当院の特徴の一つです。

泌尿器科ロボット支援手術について

従来は開腹が主流の泌尿器科手術でしたが、昨今手術支援ロボットであるダビンチが登場してからは世界の手術治療が様変わりしました。これまでは15-20cm近くお腹を切って手術をしていた開腹手術から、8mm程度の穴を4-5箇所程度あけてロボットアームを通すだけで、より繊細で正確な、そして出血の少ないロボット手術を提供できるようになったのです。また、ロボット手術は傷が小さく、手術後の痛みも格段に減りますので、多くの患者様が手術翌日から立って歩けることから、高齢の方であっても安心して手術治療を受けることができます。当院ではそんな手術支援ロボットであるダビンチシリーズの中でも最新鋭のダビンチXiを導入しております。また、ロボット手術に精通した医師も複数在籍しておりますので、より安全で安心な手術治療を患者様に提供できるものと考えております。

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従来の開腹腎部分切除術の手術創

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ロボット腎部分切除術の手術創

当院でロボット手術が対応可能な疾病

  • 前立腺がん
  • 腎細胞がん
  • 膀胱がん
  • 骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)

泌尿器進行がんについて

手術治療困難な泌尿器進行がんについても当科では積極的に治療を行っております。昨今では「オプジーボ®︎」のような免疫チェックポイント阻害薬が脚光を浴びておりますが、当科でも投与治療可能です。免疫チェックポイント阻害薬については、これまでにない免疫関連の副作用報告が多く、各科内科のバックアップなしでは投与できない薬です。当院では進行がんの治療経験豊富な腫瘍内科や呼吸器内科も併設、また、副作用が最も多い内分泌臓器にも対応できる内分泌内科も併設されておりますので、万が一副作用が発生した場合でもより迅速な対応が可能です。

泌尿器科救急及び尿路結石症について

泌尿器科救急においては、成人では尿路結石症や発熱性尿路感染症、泌尿生殖器外傷や尿閉など様々あり、一方で小児では急性陰嚢症(特に精巣捻転)などが挙げられますが、いずれの疾患も当院で対応可能です。救急搬送の受け入れにつきましては札幌市の救急医療体制に従って頂く形になりますが、小児患者様につきましては当院では小児科併設されておりませんので、複雑な病態である場合は他院に紹介させて頂く可能性があります。

尿路結石症につきましては2020年6月よりBoston Scientific社のレーザー砕石装置である「Lumenis Pulse™ P30H」を導入致しました。最近では柔らかいファイバーカメラである軟性尿管鏡を用いたレーザー砕石が主流となりますが、当院でもこれを採用しております。これにより尿路結石治療の効率化、残石が少なく結石再発率の低い治療が可能となります。また、発熱などの尿路感染症を伴う尿路結石症につきましても、全身状態の評価・結石症診断から感染症治療、そして最終的な結石の治療まで全て当院で対応しております。

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女性の泌尿器科疾患(骨盤臓器脱や腹圧性尿失禁)について

骨盤臓器脱とは加齢などから骨盤を支える骨盤底筋が緩み、骨盤内臓器(膀胱・子宮など)が膣から出てくる疾患の総称です。無症状であることが多いですが、重症例だと下腹部や会陰部の違和感、尿が出づらいなどの排尿障害を呈することもあります。膀胱や子宮を押し上げるペッサリーなどでも治療できますが、根本的治療ではなく定期通院が必要となりますので、根本的治療を希望する患者様に対しては当院では手術治療を勧めております。手術の方法につきましては経膣的手術(TVM手術)と経腹的手術(LSC手術)の2種類がありますが、患者様の年齢や状態、手術既往などから総合的に判断し、関係各科と協議の上で方針決定させて頂いております。また、経腹的手術につきましては2020年7月よりロボット支援仙骨膣固定術(RSC手術)に対応致しました。お困りの方いましたら当科までお越し下さい。

腹圧性尿失禁については内服治療や骨盤底筋体操を勧めておりますが、重症例の方につきましては経膣的に行うメッシュを用いた尿道固定を行う手術治療(TOT手術)を勧めさせて頂くことがあります。

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その他泌尿器科疾患

男性の前立腺肥大症や陰嚢水腫、女性の過活動膀胱、小児の包茎や停留精巣・陰嚢水腫・水腎症につきましても当科外来で対応しております。「尿が出づらい、残尿感がある、尿が近い、尿漏れ」などの症状でお困りの方、検診で泌尿器科的異常を指摘された方々、当科で検査から治療まで一貫して行いますので是非とも外来までお越し下さい。

担当医師

泌尿器科に所属している医師を紹介しています。