心臓血管外科

2016年10月に斗南病院に心臓血管外科が開設され、「すべての患者さんが笑顔で歩いて帰ることができる」よう安全かつ生活の質を重視した心臓外科・血管外科を行っています。

当院の循環器内科で検査を受けて手術が必要と診断された方はもちろん、他の医療機関で心臓や大動脈の手術を勧められた方や緊急手術が必要な方も積極的に受け入れて心臓血管病治療における札幌市の中核の役割を果たしていきたいと思っています。手術が決まった方はお待たせせずに速やかに手術を行い早期退院、社会復帰していただくよう努めます。

当院で行われている代表的な手術治療

  1. 看護師とともに患者さんの栄養状態を評価し、栄養管理計画書を作成しています。栄養状態の評価要因、栄養状態の低下の判断基準に基づき、栄養管理の必要性を判断しています。
  2. 弁膜症に対しては、生活の質を第一に考え、手術後なるべく生活に制限を加えるような薬剤を服用しないですむよう積極的に弁形成手術を行っています。
  3. 破裂すれば極めて死亡率の高い大動脈瘤の手術も安全に行っています。

また近年、高齢化とともに心臓以外の疾患を有する患者さんが増加しつつあります。透析を行っている方や、種々の合併症、併存疾患をお持ちの方も、他科とも連携して総合的な治療を提供していきます。

下肢静脈瘤について

当院では、下肢静脈瘤に対する血管内治療を行っています。

近年、レーザーや高周波を用いて静脈の内膜を変性させ静脈内腔を閉鎖する血管内焼灼術や医療用接着剤を用いた血管内塞栓術といった血管内治療が手術創の最小化、低侵襲、合併症の軽減、日帰り可能など利点が多いため広く行われるようになりました。

当院では、下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会による「下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による実施施設基準」を取得しており、同委員会の認定する実施医が常勤しています。

下肢静脈瘤でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

担当医師

心臓血管外科に所属している医師を紹介しています。